2016年08月26日

Cypripedium属のmacranthumとjaponicum

Cypripediumという名は
ギリシャ語のCypros(ビーナスの島)とPedilon(上履き)からきており、
パフィオペディラムと同じく、別名『ビーナスのスリッパ』と呼ばれます。

この属のmacranthum(アツモリソウ)は
東ヨーロッパから日本、台湾などで見られます。
また、japonicum(クマガイソウ)は
日本、中国、台湾に分布しています。

この2つの花の和名はアツモリソウとクマガイソウ。
そう、平家物語『一ノ谷の合戦』に登場する平敦盛と熊谷直実に由来します。
直実が背負っていた母衣がこの花の袋状の「唇弁」に似ているところに
由来すると言われています。

確かに、クマガイソウとアツモリソウを比較すると
色目の美しさや栽培の繊細さに差があり、
平敦盛と源義経よりも平敦盛と熊谷直実のほうが
しっくりくるのではないでしょうか。
kumagaisou.jpgIMG_7097.JPG
posted by 蘭人 at 11:44| 山梨 ☀| Comment(0) | 向山蘭園からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月12日

シンビジウムのサヤ

今年もシンビジウムのサヤが丸々と太ってきました。
サヤ (2)+1.jpg
例年より若干交配が遅れてたこともあり、
播種は今月に入ってから続々スタートしています。

これから種たちは培養で1年、栽培で3年と長い時間をかけ、
厳しい選抜にかけられます。

数千株の中から選び抜かれた素晴らしいお花を
1日も早く皆様にご紹介できる日を楽しみに
日々管理育成に励んでいます!
posted by 蘭人 at 11:04| 山梨 ☁| Comment(2) | 向山蘭園からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月04日

Cym. Suavissimum(スアヴィシマム)

各地で猛暑が続いていますね。
弊社温室で、この暑さにも負けず元気に満開の花を
咲かせているシンビジウムがあります。
suavissimum (6)+1.jpg  suavissimum (1)+1.jpg
品種は「Cym. suavissimum(スアヴィシマム)」。

中国、ミャンマー、ベトナムなどで見られる原種です。
もともと冬から春咲きですが、大株だと
あまりシーズンは関係なく開花するみたいです。

フォアゴットンフルーツやキンリョウヘンのように
日本ミツバチを誘引する魅惑の香りがあるのも特徴です。
posted by 蘭人 at 15:31| 山梨 ☀| Comment(0) | 向山蘭園からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする