2017年08月18日

和蘭を作った仲間たち「寒蘭〜カンラン〜」

寒蘭は、直立した葉姿と直立の花茎の凛とした姿、

猛禽類が地上の獲物を狙うような先鋭な花弁をしており、

見る人の気持ちを凛と引き締めてくれます。


個性ある寒蘭の中で際立つのが、デリケートな花色です。 


整った葉姿、花型、花色、各花の咲き方…と、

全体のバランスは他の東洋蘭と違った雰囲気を持っています。


寒蘭の学術名C. kanran Makinoは牧野富太郎博士が命名しました。


南インド、台湾、琉球諸島の800から1,800mの高地に幅広く自生しており、

日本の高知県、紀伊半島自生の寒蘭は特に有名です。


10月から3月にかけて開花し、花弁は細くて星形が多く、

淡い緑と茶褐色の花に二分されます。

前者を白花報才、後者を赤花報才と呼びます。


1963年、GravesによりCym. Loho(Cym. sinense x lowianum)

登録されたのが最初で改良の歴史は新しく、当社ではCym. Stanley Fourakerとの

再交配でCym. Buttons and Bows ’Yumechiyo’ 1985年に発表しています。

現在まで109の一代交配種がRHSに登録されています。


当社のCym. sinense交配、‘雨月’
2013JGPでベストフレグランスに選ばれており、
香りの良いラン作出にCym.  sinenseは使われています。

yumechiyo__72dpi.png Cym. Buttons and Bows ’Yumechiyo’

AY1012_ugetsu_72dpi.jpg ‘雨月’

posted by 蘭人 at 11:24| 山梨 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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